行政書士になるためのステップ〜試験合格から開業までの道のりを解説
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2026年2月15日

著作権・知的財産権専門の行政書士の松浦です。先日、令和7年度行政書士試験の結果発表がありました。合格された皆様、本当におめでとうございます!
これから、行政書士開業に向けて準備される方やスキルアップの為に司法書士などに挑戦される方など様々です。開業に向けて行動される方にとって合格は、あくまでスタート地点です。行政書士として活動するためには、試験合格後にいくつかの重要なステップを踏む必要があります。今回は、「試験合格から開業までの具体的な流れ」を、4つのステップに分けて分かりやすく解説します。
ステップ1:日本行政書士会連合会への「登録」
試験に合格しただけでは、まだ「行政書士」を名乗ることはできません(行政書士法第19条の2)。まずは、事務所を設置する都道府県の行政書士会を通じて、日本行政書士会連合会(日行連)への登録申請を行う必要があります。
必要な書類の準備登録申請書行政書士試験の合格証書(原本提示)履歴書住民票身分証明書(市区町村発行のもの)事務所の設置を証明する書類(賃貸借契約書や使用承諾書、図面、写真など)注意点登録完了までには通常 1ヶ月〜1ヶ月半 ほどかかります。開業日を逆算して準備を進めましょう。
‼️注意すべき点として、登録申請中の段階でSNSなど「開業準備中」とプロフィールに記載している方をお見かけしますが、登録審査が必ず通るとは限らないため、登録が決まってから使用された方がいいかとは思います。
ステップ2:登録費用・入会金の支払い
登録が決まったら、まとまった費用が必要です。都道府県によって多少前後しますが、概ね以下の金額が目安となります。※2026年2月現在
【項目概算費用】
・登録手数料 25,000円
・登録免許税 30,000円
・入会金 150,000円 〜 250,000円程度
合計 約20万円 〜 30万円
※この他にも、以下の費用があります。
・月会費
・支部年会費
・政治連盟加入費(任意加入)
・行政書士徽章(バッジ)代
・補助者徽章(バッジ)代 ※補助者がいる場合
・レンタルオフィス賃貸料(自宅開業以外)
などがかかります。
ステップ3:事務所の備品とツールの準備
登録審査を待っている間に、業務をスタートするための環境を整えます。
○職印の作成
行政書士として書類に押印するための角印を作成します。登録時に印影の届け出が必要です。
○IT環境の整備
パソコン、プリンター(スキャナ機能がある複合機がいいかも知れません。)、ネット回線、そして電子証明書(電子定款などで使用)を準備します。
○専門書籍の購入
まずは自分が専門としたい分野の「実務書」を揃えましょう。
ステップ4:開業の挨拶と集客のスタート
無事に登録が完了し、単位会の交付式に出席し「行政書士証票」が交付されたら、いよいよプロとしての活動開始です!
名刺・ホームページの作成行政書士は「信頼」が第一です。しっかりとした名刺と、自分の強みを伝えるホームページは欠かせません。近隣の同業者への挨拶とネットワーク作り地域の他士業(司法書士、税理士など)の方々への挨拶回りも大切です。
‼️悪質な営業電話にご注意を。
登録が完了すると、日本行政書士会連合会の名簿に登録日や事務所名、連絡先が掲載され、それを見て様々な営業電話が必ずと言っていいほど来ます。
おわりに
行政書士の仕事は、書類作成を通じてお客様の新しい門出をサポートしたり、権利を守ったりする、非常にやりがいのある仕事です。手続き自体は大変に感じるかもしれませんが、一つひとつクリアしていけば必ず道は開けます。





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